ロシアGPの予選は1分30秒台の闘いか?!
28日金曜日、日本と6時間の時差の中で2018F1GP第16戦ロシアGPのスケジュールが始まる。最大の注目は、ルイス・ハミルトンとセバスチャン・フェッテルのタイトル争い。現在、ハミルトン+メルセデスの281ポイントに対して、フェッテル+フェラーリは241ポイント。残るは6戦、フェッテルは崖っぷちの状況だが、「全部勝てば40点差は逆転できる」と言い、ハミルトンも、「40もゼロも一緒だ」と楽観はしていない。
ロシアGPは2015年に始まり、今年で5回目を迎える。過去4戦のウィナーは、ハミルトン+メルセデス、ハミルトン+メルセデス、ロズベルグ+メルセデス、ボッタス+メルセデスとメルセデスが4連勝しているが、それぞれのポールポジションは以下の通り。
2014. ハミルトン+メルセデス 1分38秒513
2015. ロズベルグ+メルセデス 1分37秒113
2016. ロズベルグ+メルセデス 1分35秒417
2017. フェッテル+フェラーリ 1分33秒194
ロシアGPにピレリから供給されるタイヤは、ソフト/ウルトラソフト/ハイパーソフトの3種類。マシンの進化と去年より2段階グリップが上といわれるハイパーソフト・タイヤの威力で、今年も大きなタイム短縮があるはず。同じくハイパーソフトが与えられたシンガポールでは、3秒以上の短縮があった。コースレイアウトが異なるために直接比較はできないが、予選は1分30秒台周辺のハイスピードバトルになるかもしれない。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by PIRELLI