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連鎖反応でハース決定!!

2018年開幕戦での記念撮影。さて2019年はどうなる?

ハースF1チームの2019年ラインナップが、今年同様のロメイン・グロジャンとケビン・マグヌッセンに決まった。若干肩すかし。いや、2名が悪いというのではなく、こうなるならもっと早く決まってもよさそうなものだが、事情は単純ではないらしい。いや、むしろ、単純だからこそ、決まらなかった、といった方がいいかもしれない。

ハースに先んじて、ザウバーのキミ・ライコネンの相方にアントニオ・ジョビナッツィが決まったことが発表された。ザウバーもハースもフェラーリのパワーユニットを使っている。要は、“フェラーリのご意向”が作用していただけの話、単純にいえばそういうことだ。

この流れからヒエラルキーも見えてくる。中心にフェラーリがいて、直近にザウバー、やや離れてハース、というフェラーリからの距離感も、決定の順番で見え隠れする。ザウバーは、頭に“アルファロメオ”とついたことで、フェラーリとの距離がグッと縮まった。二人のドライバーのポテンシャルも作用して、ザウバーの2019年は目が離せない。

◆パワーユニットの連鎖?!

フェラーリのパワーユニットの関係でハースが発表された、というのが正しいなら、メルセデスとホンダも、主体となるメルセデスとレッドブルがとっくに決まっていたので、サクッと決まっていいはずだが、事情はパワーユニットだけではない、ということか。

レッドブルが決まったのに、同じホンダを積むトロロッソが決まらないのは、決まらないのではなく、実はとっくに決まっているけれど時期を待ったのか。要は、日本GPの鈴鹿で発表して話題を集めたい、という筋書き?

鈴鹿の日本GPは今年30回目という区切りであり、ホンダがタイトルスポンサーになった。注目度を高める“ネタ”は多いに越したことはない。

ということで、トロロッソ・ホンダの2019年ドライバーは、鈴鹿で発表される、という寸法か。ロシアGPで、ロシア出身のダニール・クビアトが発表になるといわれていたが、悪いがロシアとクビアトのラインより、ホンダと鈴鹿の方が間違いなく太い。

で、どうせなら話題性が高い方がいい。ということで、そのドライバーは・・・・、さて誰になる?

◆残りの椅子取りゲーム

トロロッソを除くと、未定のままで残っているのは、フォースインディアとウィリアムズ。どちらもメルセデスのパワーユニットを供給されているチームだが、この2チームは、パワーユニットの連鎖というよりも、経済的な理由が決定を遅らせている理由だ。

不思議なのは、フォースインディア。【STINGER】は勝手にランス・ストロールを“決定”としているが、正式な発表は未だにない。ランス・ストロールがフォースインディアで決まりとすると、残るは3席になるが、トロロッソを含めて、候補に上がって落ち着かない時間を過ごしているのは、以下のドライバーたちだ。

エスティバン・オコン
セルジオ・ペレス
ブレンダン・ハートレー
セルゲイ・シロトキン
ダニール・クビアト
リカルド・クビサ
パスカル・ウェーレイン
ダン・ティクトム
ジョージ・ラッセル
日本人?

残念ながら、2週間前まではここに並んでいたストフェル・ヴァンドーンは、ほぼインディカーに転身、ということでここには入れていない。しかし、彼にはちゃんとしたチームでF1を闘ってほしいという声は少なくない。

さて、ここにない名前が出たとすると、それは驚きだけれど、みなさん仰るように、“F1は何が起きてもおかしくない”、ということで、誰が椅子取りゲームに勝ち残るのか、もう少し楽しめそうだ。

[STINGER]山口正己
photo by PIRELLI

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