F1ロシアGPの舞台–ソチ・オートドロモ
F1ロシアGPが行なわれるオリンピック跡地のソチ・オートドロモの週末の天気予報は、20度半ばの居心地のいい空模様を予測している。
1年半ぶりにF1GPを迎えるサーキットは、アップダウンがほとんどなく、非常になめらかな路面が特徴。アップダウンもあり、連続開催となる緩急入り交じった鈴鹿サーキットとは対照的なレイアウトだ。
ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは「タイヤの劣化は問題ではない」としているが、今年供給されるハイパーソフトの柔らかさはソチを走るのが初めて。その使い方がレースのキモになるかもしれない。
コースレイアウトは、長いストレートと直角コーナーの中に、21戦中最も長い、以前のトルコGPのイスタンブールサーキットのような大きく曲がり込む右コーナーを持つ。同じような直角コーナーと長いストレートの組み合わせとはいえ、シンガポールGPのマリナ・ベイよりも、車体のポテンシャルが問われるコースだ。
トロロッソ・ホンダは、ステップ3の新パワーユニット投入し、鈴鹿に向けての準備もここで行なう。
[STINGER]山口正己
photo by Honda