ホンダのロシアGP–F1日本GPへの秒読み開始?!
今年のF1GPのカレンダーは、21戦の開催ラッシュのため、フランス-オーストリア-イギリスが史上初の3連続開催となったが、ロシアと日本が連続週開催というのも通常では考えられない連戦になった。タイトなスケジュールの中で、ソチと鈴鹿はある意味、“1セット”のレースととらえることができる。
カレンダー調整の結果、去年の4月開催から9月開催と1年半ぶりの開催になったロシアGPに対して、ホンダも“1セット”と考えているようで、鈴鹿に向けて新しいスペック3をロシアで投入する外、鈴鹿のホームGPに向けて、ソチである意味の下準備をしておきたい構えだ。もちろん、スペック3投入もその一環として、お膝元の鈴鹿でペナルティをとられないための先行作戦のひとつだ。
田辺豊治テクニカルディレクター
「全体に低いコーナースピードと、全開区間が長い高速のストレートの妥協をテーマにセットアップを進めることが必要で、パワーユニットの管理とシャーシのバランスの最適値を見つけることが重要です。日本とホームレースに向けて、ブーストを与える良い週末を祈っています」
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
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