レッドブル・ホンダF1チームに向けてバースデーウィン!?
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2018F1GP第15戦ロシアGPの決勝日に21歳の誕生日を迎える。勝てばめでたく“バースデーウィン”になるわけだが、普通のバースディウィンとは段違いの勝利になる。それは、次のレースが日本GPで、来年パワーユニットの供給を受けるホンダのお膝元の鈴鹿だからだ。
フェルスタッペンが勝って鈴鹿に乗り込めば、ある意味、『凱旋帰国』的なムードで、来年、ホンダのパワーユニットを使うエースが、最速の男として鈴鹿に迎えられる。ホンダというフレーズをキーワードに、優勝として“分かりやすさ”が加わって、失礼ながら不勉強だけれど訴求力はある各一般メディアの日本GPへの注目度は間違いなく上昇する。これは、日本のモータースポーツ全体にとって、理解を深めるために間違いなくいい効果を発揮する。
とはいえ、水を指すようで恐縮ながら、鈴鹿のトップ争いは、メルセデスとフェラーリの、ハミルトン、フェッテル、ライコネンの闘いとなりそうで、レッドブルがそこに加わりそうになく、その前に、ロシアでもレッドブルは一世代前のルノーで戦闘力が劣ることで、以上のことは夢物語になりそうではあるけれど、レースは何が起きるかわからない。
[STINGER]山口正己