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歓喜なきロシア5連覇–2018F1GP第16戦ロシアGP決勝

予選でポールポジションを決めたボッタスのこの笑顔は表彰台にはなかった。

ソチ・オートドロモで9月30日に行なわれた2018F1GP第16戦ロシアGPは、フロントローからスタートしたメルセデスが1-2フィニッシュ。2014年からのロシアGPの全レースを制覇しているメルセデスが、今年も他を圧してソチ5連覇を達成した。

勝ったルイス・ハミルトンは、F1通算70勝目、今シーズン8勝目の3連勝で、シリーズポイントを306に伸ばし、今回3位になったタイトルを争うセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)を50ポイント差に退けた。

レース前には、メルセデスとの差を認めながら、レースでの巻き返しを期していたフェッテルだったが、レース後のコメントに切れがなく、残り5戦を前にしてタイトル争いを諦めたような表情になっていた。

一方、レースの主導権は、ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスにあったことが誰の目にも明らか。ハミルトンはコクピットを降りると、喜びをあらわすことなくボッタスに近づき、二人とも乾いた表情で肩を叩き合ったが、2位のボッタスも、勝利を譲られたハミルトンも、プーチン大統領がプレゼンターを務めた表彰台で終始浮かない表情だった。

17番手と19番手からスタートしたレッドブルの2台が、追い越し祭りを展開して5位と6位まで挽回してレースを盛り上げた。これで三強がトップ6に並ぶ結果となり、7位にアルファロメオ・ザウバーのシャルル・ルクレールが、三強以外で唯一周回遅れにされずにチェッカードフラッグを受け、チームは歓喜に包まれた。

ザウバーと対照的だったのは、トロロッソ・ホンダ。エンジン交換のペナルティでレッドブルと共に最後尾の18番手と19番手からのスタートするレースでの挽回が期待されが、3周目に、2台は高速からのブレーキングで突然リヤの制御が効かなくなる原因不明のトラブルに襲われ、まったく同じように激しくスピン。クラッシュは免れたが、ピットに戻って2台そろってリタイアを喫し、鈴鹿までに原因究明が急がれる結末となった。

鈴鹿サーキットで30回目の区切りとなる日本GPは、来週末に行なわれるが、週間天気予報は、予選と決勝が行なわれる午後の時間帯に、降水確率50%前後で雨が降ることを伝えている。

◆2018F1GP第16戦ロシアGP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェッテル+フェラーリ
4. ライコネン+フェラーリ
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. リカルド+レッドブル
7. ルクレール+ザウバー
8. マグヌッセン+ハース
9. オコン+フォースインディア
10. ペレス+フォースインディア
11. グロジャン+ハース
12. フルケンベルグ+ルノー
13. エリクソン+ザウバー
14. アロンソ+マクラーレン
15. ストロール+ウィリアムズ
16. ヴァンドーン+マクラーレン
17. サインツ+ルノー
18. シロトキン+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
ガスリー+トロロッソ
ハートレー+トロロッソ

※結果詳細

[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES

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