ハミルトン、完璧なレース–30回目の鈴鹿F1日本GP決勝
気温29度と真夏のような気候の中で、10月7日に鈴鹿サーキットで行なわれた30回目の日本グランプリは、週末を通じてトップに君臨したメルセデスのルイス・ハミルトンが、シーズン9勝目、F1通算71勝目を飾った。
この勝利でルイス・ハミルトンは、シリーズポイントを331に伸ばし、ライバルのセバスチャン・フェッテルとの差を67とし、次のアメリカGPでハミルトンが優勝し、セバスチャン・フェッテルが2位に入れなければタイトルが決まることになった。
セバスチャン・フェッテルは、予選を心配して8番手からのスタートだったが、ダッシュを決め、1コーナーで6位、さらにシケインでライコネン+フェラーリとフェルスタッペン+レッドブルが接触した混乱の中で4位で1周目を終え、追い上げが期待された。しかし、3番手のフェルスタッペン+レッドブルに襲いかかったスプーンコーナーで接触、スピンして最後尾まで落ち、その後、追い上げたが、6位でチェッカードフラッグを受けた。
しかし、最終ラップ、フェッテル+フェラーリはそれまでルイス・ハミルトンのものだったファステストラップを塗り替え、ギリギリでハミルトン+メルセデスの、ポールポジション/優勝/ファステストラップのグランドスラムを阻止して意地を見せた。
スペック3の新パワーユニットを投入し、予選で6番手と7番手を得て期待されたトロロッソ・ホンダは、ダウンフォース不足からか、ピエール・ガスリーは中盤のタイムが振るわず、タイヤ交換を終えた段階で10位でコースに戻ったが、最終ラップて10位をサインツ+ルノーに譲って11番手、ブレンダン・ハートレーは13番手でレースを終えた。
次の第18戦は2週間後のアメリカGP。10月21日に決勝レースを迎える。
◆2018F1GP第17戦日本GP結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェルスタッペン+レッドブル
4. リカルド+レッドブル
5. ライコネン+フェラーリ
6. フェッテル+フェラーリ
7. ペレス+フォースインディア
8. グロジャン+ハース
9. オコン+フォースインディア
10. サインツ+ルノー
11. ガスリー+トロロッソ
12. エリクソン+ザウバー
13. ハートレー+トロロッソ
14. アロンソ+マクラーレン
15. ヴァンドーン+マクラーレン
16. シロトキン+ウィリアムズ
17. ストロール+ウィリアムズ
—-以下、リタイア
ルクレール+ザウバー
フルケンベルグ+ルノー
マグヌッセン+ハース
[STINGER]山口正己
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