トロロッソ・ホンダはハートレーで決まり?!–F1ストーブリーグ最新情報
今週末のアメリカGPを含めて、2018F1シーズンも残り4戦、ストーブリーグもいよいよ佳境に入った。
ストフェル・ヴァンドーンがフォーミュラEへの転身を発表し、さらに候補が絞られてきた。残るは、フォースインディア、ウィリアムズ、そしてトロロッソ・ホンダの3席。
フォースインディアは、正式発表はしていないが、一人はランス・ストロールに決定と見られ、もう一人がオコンかペレスか。ここが決まれば、芋づる式に、ウィリアムズとトロロッソ・ホンダの席も決まる。場合によっては反対の流れかもしれないが、パスカル・ウェーレイン、ロベルト・クビサ、ティクトムなどが候補に残っている。
トロロッソ・ホンダは、ブレンダン・ハートレーも強く候補に残っていると考えられる。元々、ハートレーがトロロッソ・ホンダに乗ったのは、レッドブルが2021年からF1に復帰するポルシェ・エンジンを使うことになっている布石といわれている。ハートレーはホンダとは何のつながりもないが、レッドブルからの“指示”で決まったわけだ。
ハートレーは、2017年ルマン24時間をポルシェで勝っている。ポルシェとのつながりは強く、復帰の予習期間をトロロッソ・ホンダが務めていることになる。
ハートレーのここまでのレース内容をみると、F1クォリティとは言えない状況が続いており、それが最終決定を渋らせている? トロロッソにパワーユニットを供給するホンダに、レッドブルのヘルムート・マルコ博士の様なネゴシエーターがいれば話は変わってくるかもしれないが、残念ながらそうはなりそうもない。ここに来て、日本人ドライバーが2019年に実現する可能性は、限りなくゼロになってしまったと言えそうだ。
[STINGER]山口正己
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