2019年のシート、最後のひとつの行方
セルジオ・ペレスのフォースインディア残留が発表され、これで決まっていないシートは、ウィリアムズの1席だけになった。候補は二人。ロベルト・クビサと、エスティバン・オコンだ。
クビサは、母国ポーランドの出資者からの持参金が期待できると言われているが、対するオコンは、身元引受人ともいえるメルセデスが、ウィリアムズに対してエンジン貸与料金の支払いに好条件を提案しているといわれる。金額的にどちらが有利かで決まるはずだが、それを度外視すれば、流れとしては、オコンがやや有利か。
というのは、両者の年齢と将来性だ。オコンは9月に22歳になったばかりで、大いなる将来性を持っている。クビサは才能は折り紙付きだが、34歳と若くなく、いわゆる出戻り感が残る。クビサの強みは、経験とセッティング能力か。
最後の椅子取りゲームは、時間の問題で決着がつくはずだが、さて、どちらになるのだろうか。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
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