ウィリアムズ久々の英国人ドライバーに高まる期待
ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングが、F2シリーズのポイントリーダーのジョージ・ラッセルと2019年から複数年の契約を締結したことを発表した。
ジョージ・ラッセルは、メルセデスの若手育成プログラムの筆頭ドライバーとして注目されているが、その関係で、メルセデスを搭載するフォースインディアでF1GPの金曜日フリー走行に参加したり、メルセデス本体のテストを担当するなど、F1のシートに最も近いと言われていた。
ウィリアムズは今年、成績不振にあえいでいるが、イギリスの名門チームとしての歴史を持ち、1990年代には、ナイジェル・マンセル、デイモン・ヒルの二人のイギリス人ドライバーがワールドチャンピオンを奪っている。
ラッセルは、2000年のジェンソン・バトン以来、久々にイギリス人ドライバーとしてウィリアムズのステアリングを握ることで注目され、スポンサー獲得の好材料にもなることから、久々の英国人ドライバーの誕生で、低迷するウィリアムズの起死回生の起爆剤になることが期待されている。
[STINGER]山口正己
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