リカルド、最後の驚速逆転PP!!–2018F1GP第19戦メキシコGP予選
降水確率28%のいつ降ってもおかしくない状況で行なわれたメキシコGPの予選は、コースレコード連発の激しさで進み、フェルスタッペンにやられっぱなしだったダニエル・リカルドが、起死回生のポールポジションを奪った。
ダニエル・リカルド(レッドブル)が記録したタイムは、昨年のポールポジション1分16秒488を大きく短縮する1分14秒759の駿足。はじける笑顔のリカルドに対して、フリー走行3でトップタイムを記録しながら、僅差の2位に破れたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に笑顔はなかった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は3番手に甘んじたが、タイトルを争うセバスチャン・フェッテル(フェラーリ)を4位に押さえ込んだ。ここで7位に入れば、フェッテルが優勝してもタイトルを決められる。ハミルトンは、「リカルドおめでとう。昨日は後ろの方だったので、ここまでこれてよかった」と余裕のコメントを発した。
トロロッソ・ホンダは、ブレンダン・ハートレーが14番手、パワーユニット交換のペナルティが15番手降格が決まっているピエール・ガスリーは、15番手タイム。2台ともQ3進出はできなかった。
明日の決勝レースの天気予報は、ちょうどスタートの14時の降水確率は一気に51%に跳ね上がり、雨が絡んでさらに混沌とした先の見えない展開が予測されている。
◆メキシコGP予選結果
1. リカルド+レッドブル 1分14秒759
2. フェルスタッペン+レッドブル 1分14秒785
3. ハミルトン+メルセデス 1分14秒894
—-以下、1分15秒台
4. フェッテル+フェラーリ
5. ボッタス+メルセデス
6. ライコネン+フェラーリ
7. フルケンベルグ+ルノー
—-以下、1分16秒台
8. サインツ+ルノー
9. ルクレール+ザウバー
10. エリクソン+ザウバー
—-以下、Q2ノックアウト
11. オコン+フォースインディア
12. アロンソ+マクラーレン
13. ペレス+フォースインディア
14. ハートレー+トロロッソ
15. ガスリー+トロロッソ
—-以下、Q1ノックアウト
16. グロジャン+ハース
17. ヴァンドーン+マクラーレン
18. マグヌッセン+ハース
19. ストロール+ウィリアムズ
20. シロトキン+ウィリアムズ
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL