F1メキシコGPスタート30分前
スタートまで30分。メキシコGP会場のメキシコシティの天気予報は、それまで1%だった降水確率が、スタートの13時に突如49%に跳ね上がると伝えている。
標高2300mの高地。空気が薄いと、パワーユニットにも影響が出る。パワーユニットはターボで気圧の低い分を取り返せるとしても、それだけターボに負担がかかることになり、条件が厳しくなることは間違いない。
そして、空気が薄い=空気密度が低いと、空気抵抗が少なくなり、最高速が伸びる。その代わり、ダウンフォースが減る。
さまざまな意味で“異色”のレース。そこに雨という要素が加わって、決勝レースの行方は混沌としている。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by FIA