インディカーにチャレンジするエリクソンへの期待!!
ザウバーのマーカス・エリクソンが、F1を離れてインディカーに新天地を求めた。この移籍には、ちょっとした期待をしておきたい。
エリクソンが所属するのは、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ。インディカーで優勝経験もあり、2018年は、ジェイムス・ヒンチクリフとロバート・ウィッケンズが所属し、ホンダ・パワーを使って常にトップ争いに絡んでいたチーム。F1で低迷したアレックス・ザナルディがチャンピオンを奪ったように、マッチングによっては、エリクソンは新天地で化けるかもしれないからだ。
スウェーデン出身のエリクソンは、フォーミュラBMWのチャンピオンを奪った後、2009年にTom’sのドライバーとして闘った全日本F3では、16戦中優勝5回、ポールポジション6回、ファステストラップ獲得9回と強さを見せ、マカオGPでポールポジションを記録、GP2の優勝経験もある。
エリクソンは、「INDYCARのレースは素晴らしく、将来的にはその一部になることに本当に興奮しています。新しいトラックやオーバル・コースなど、学ぶことはたくさんあると思うし、簡単ではないことは分かっているけれど、とても楽しみ。開幕が待ち遠しいです」と目を輝かせている。
もちろん、インディカーも、エリクソンの参戦を歓迎している。2019年は勉強の年かもしれないが、“新エリクソン”に注目したい。
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]