ハートレーのF1シートは今シーズン限り?!
ドイツのゴシップ髪『ビルト』は、ブレンダン・ハートレーがトロロッソのシートを追われたと伝えた。
『ビルト』紙によると、メキシコGP決勝日の朝、レッドブルのヘルムート・マルコ博士がハートレーをレッドブルのモーターホームに呼び、来シーズンについてミーティングを持った。そこで、マルコ博士はハートレーに、来シーズンの契約継続派内ことを伝えたという。
トロロッソ・ホンダ関係者の評判では、“ブレンダン”の人物評は極めていいものだが、ドライバーとしては「最後に優しさが出る」タイプ。チームメイトのピエール・ガスリーは、何がなんでも、と歯を食いしばっても闘いを棄てないが、ハートレイはそのしぶとさに欠けるのかもしれない。
もともと、ポルシェが2021年の復帰に備えて、ドライバー候補として、その先行調査の意味もあってトロロッソのシートを得たという声もあるが、剃刀のようなF1レーサーというより、比較的ソフト目のWECなどのスポツーカードライバーのタイプ。本番では他のドライバーにバトンタッチするようなポジションだったと言われる。
2018年のガスリーとの比較でも、予選で19戦して14敗5勝、レースでは13敗6勝。ガスリーの29ポイントに対して4ポイントしか計上できないない。
『ビルト』紙の情報が正しければ、厳しいF1の椅子取りゲームからこぼれてしまうことになるが、まだ残りは2戦。悔いのないレースに注目したい。
[STINGER]山口正己
photo by TOROROSSO