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ベトナム政府がF1ベトナムGPにGOサイン

写真は、2011-2013の短命に終わったインドGP。どれだけの観客が継続的にチケットを買ってくれるかにかかっている?

マレーシア、シンガポールに続く東南アジア第3のF1グランプリとして、ベトナムGPが名乗りを上げた。ベトナム政府が、首都ハノイで2020年に開催すると表明したと、BBCなどが伝えた。

ただし、ベトナム政府関係者は、「開催予定のハノイ周辺の住民から、レース開催の意見を集め、観光誘致のために賛同を得た」とコメントしているが、FIAもリバティーメディアも、決定と言っていない。

ベトナムGPは、ハノイに用意される公道コースが予定され、レイアウトは現代GPサーキットの名工ヘルマン・ティルケが手がけると言われ、220億円と伝えられる開催資金は、ベトナム政府ではなく、民間企業の協力で得る方針という。

同じ東南アジアでは、1999年に、マハティール首相の肝入りから鳴り物入りで始まったマレーシアGPが、チケットの売り上げ不振から、2017年限りで休止された。これは、マハティール首相が表舞台から引っ込んだ事情もあったが、シンガポールGPも、様々な工夫を凝らして集客を模索しているが楽な運営ができているとは言いにくい。

ベトナムは、外資企業が携帯電話などエレクトロニクス関連の生産拠点を作ったことで景気が拡大。2015年~2017年の平均実質GDP成長率が6.5%と輸出額がタイを抜いてインドシナ半島最大となった言われる。2050年まで安定的に成長すると推測する情報もあるが、物価は日本の1/3。マクドナルドなどのチェーン店でハンバーガーを食べるにもハードルを越えなければならない側面もあり、入場料などに想像以上の考慮が必要だろう。

とはいえ、F1誘致でさまざまな経済効果が見込まれることもあり、資金を提供する民間企業がどう理解するか注目されている。

 

[STINGER]山口正己
photo by Jiri Krenek/activepictures

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