ブラジルGPのセキュリティを強化
サンパウロのインテルラゴスで今週末に開幕するブラジルGPは、近年、ありがたくない評判が定着している。通行中のクルマを狙撃するなどの強盗団による犯罪の頻発だ。
毎年、F1チーム関係者に被害が後を絶たず、昨年、ピレリ・タイヤは、予定していたテストを中止するなど、深刻な事態になっている。これを受け、フォースインディア・チームが、ブラジルGPの週末は、サーキットの外ではチーム関係者と分かる服装を禁じるなど、徹底した犯罪抑止体制を敷いているなど、各チームも、似たような防衛策を講じている。
FIAは、事件の防止を念頭にサンパウロの警察に協力を要請し、サーキット周辺の主要道路には、警察官を配置して防犯に当たることになっている。
サーキットの外でも“闘い”に備えたストラテジーやエジニアリングが必要、という意味で、ブラジルGPは他とは違う難しいグランプリということになる。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
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