ジェンソン・バトン、スーパーGTチャンピオン獲得!!
11月11日に栃木県のツインリンクもてぎで行なわれたスーパーGT最終戦で、ジェンソン・バトンが今年から参戦しているシリーズ・チャンピオンを決めた。
「本当にタフなレースで、10歳も老けてしまったみたい」とバトンは激戦を振り返った。
「今日は本当にタフなレースでした。自分のスティントもとても辛くて、このレースだけで10歳も老けてしまったみたい(苦笑)。でも何とか最後まで走りきって、3位に入ることができました」
「前半の(山本)尚貴さんはピットインを延ばしたので、ピットで待っていても少しイライラしました。交替してピットアウトしてからはクルマも調子が良かったけど、目の前に38号車が現れて。(タイトルを争う)1号車との差も分かっていたけど、何とか38号車の前に行きたかった。それで3周ほどは猛プッシュしたんだけど、石浦(宏明)さんには完璧にブロックされてしまいました。ピットで見ている尚貴さんは、きっとイライラドキドキしているだろうな、とも思いましたが、追い越そうとラインを外れるとタイヤかすを拾ってしまいタイヤのグリップが下がってしまうし」
「今回の大きな目標は“38号車をパスすることではなく、1号車とタイトルを争うこと”と思い直して少し引きました。レースの終盤、1号車に迫られたけれども、1周しのいだら、少しギャップが拡がっていて、そこからは大きなストレスを感じることはありませんでした」
「チェッカーを見てホッとできたし、3位に入賞でき、さらにタイトルを手に入れることもできた。尚貴さんにとってはスーパーフォーミュラに続いてのタイトルだけど、僕にとっては(2009年のF1ワールドチャンピオン以来)9年ぶりのチャンピオンで本当に嬉しいね。長年戦ってきたチームや高橋国光総監督に、タイトルをプレゼントできたことも嬉しいよ」
STINGER
photo by GTA