トロロッソ・ホンダ、予選に向けて好感触
ブラジルGP初日を終えたトロロッソ・ホンダ陣営は、順調な滑り出しを確認した。土曜日の予選では、いよいよパワーユニット最新仕様の“スペック3”の本領が試される。
ジョナサン・エッドルズ・トロロッソ・レースエンジニア
「すべてがプログラム通りに進んだ生産的な日でした。2台のマシンに新しい空力パッケージを用意し、フリー走行1でうまく動作していることを確認しました。2台とも午前中にアンダーステアがありましたが、バランスは悪くなく、フリー走行1のデータを元に午後のフリー走行2に反映させ、タイヤの比較を行ないました。予選とレースペースとの間でベストの妥協点を見いだします。また、予想より低い気温でしたが、気温が上昇したときのレースへの取り組みには注意が必要です」
田辺豊治テクニカルディレクター
「3時間のフリー走行は、予定通りにプログラムを消化することができ、パワーユニット側で円滑に進みました。フリー走行2までの間にマシン・バランスを改善し、ピエールがFP2で12番手にアップできました。土曜日の午後は天気予報が不確実ですが、状況に応じて柔軟な戦略が良い結果の鍵となると思います」
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by TOROROSSO