ゴーン逮捕はルノーに影響するか?!–ルノーF1代表のコメント
アブダビGPスケジュール初日の午後に行なわれた恒例の記者会見に、フェラーリのアリバベーネ代表、レッドブルのホナー代表たちと登壇したルノーのシリル・アブデビールチーム代表は、カルロス・ゴーン逮捕の影響について問われ、以下のようにコメントした。
—-カールス・ゴーンのニュースが、ルノーのF1プロジェクトにどのような影響を与えると思いますか?
「カルロス・ゴーンが2015年後半にルノーの復帰決定に関係したことは間違いないですが、決定は彼一人の独断ではなく、取締役会レベルの実行委員会で議論され、社の決定になりました」
「我々は40年以上にわたってF1に参戦してきました。現在、6年間の長期計画の途中です。F1GPは、ルノーが集中して参加する必要がある場所です」
—-結論として、影響がない?
「影響があるという情報はありません。当分の間、何をすべきかに焦点を当てます。今週末はベストな方法でチャンピオンシップを完了し、フォーミュラ1の計画の第2段階に入ります」
「日産と三菱だけでなく、ルノー・グループ全体の事業に継続的な計画があるというメッセージがあります。Formula Oneはこの作業の一部であり、明らかに投資収益率と事業への貢献を明確に予測して、多くの露出が期待できる活動と思っています」
「2015年後半にF1に復帰した理由は、技術開発を伝えるためで、フォーミュラ1が今後もそれができなくなったという理由はありません。最良のコストで最高の結果を提供するために努力していきます。当社のディレクターのティエリー・ボロア氏は、我々が何をしているか非常によく理解し、フォーミュラ1に熱心ではないという兆候はまったくありません」
実際の影響は、ありやなしや。ルノー関係者にとって、安楽なシーズンオフであることを祈りたい。
[STINGER]山口正己
photo by RENAULT F1