息子のスーパーフォーミュラ・テストに来日した鬼才ニューウェイ
鈴鹿サーキットで行なわれた長男のハリソン・ニューウェイの応援に駆けつけたレッドブルのアドリアン・ニューウェイは、東京に戻って好物の日本食に舌鼓をうちながら、ご機嫌だった。
「スーパーフォーミュラは初めて見たけれど、なかなか興味深いマシンだね。F1の下に、ちょうどF2と同じような感じで存在する訳だけれど、マシン的にはスーパーフォーミュラの方が上だと思う。ダウンフォースが大きいし、タイヤもマッチしている。それになにより重量の軽さが強みだ」
「スーパーGTの方が人気があるようだけれど、スーパーフォーミュラも、強いドライバーたちがいて面白いと聞いている。ハリソンもテストを楽しんでいた。なにか役に立つことがあるしもしれないので、マシンの各部をいろいろ見たけれど、興味深い1日だった。こうして日本の友人たちにも会えたしね(笑)」
「ハリソンは、すでに、今週末のアジアン・ルマンのために富士スピードウェイに行った。明日は、朝早めに起きて、ちょっと北の方に行って、明後日のフライトでイギリスに帰る予定」
ちなみに、ホンダのF1の開発拠点のサクラも、北の方にある。
ハリソン・ニューウェイは、B-MAXレーシングチームから、2019スーパーフォーミュラに参戦する予定だが、チームも気に入ったようだ。
レッドブル・ホンダのジョイントがスタートする2019年、テクニカディレクターのアドリアン・ニューウェイが、日本に来る頻度は確実に高くなりそうだ。
「オーナーのMr.クミタ(組田龍司代表)も、アドバイザーのMr.モトヤマ(本山哲)も、素晴しいナイスガイで、ハリソンも楽しんでいたよ。次は2月頃に来るかもしれない。その時は、今日トライした美味しいSHIRAKO(白子ポンズ)をまた食べたいね」
[STINGER]山口正己
photo by JRP/[STINGER]