マカオGPのクラッシュ後初のフローシュ・インタビュー

元気な姿でアクシデント後1カ月のインタビューに応えるスフィア。
11月18日のマカオGPで激しいクラッシュに見舞われ、背骨2カ所を骨折したものの、後遺症が残らない奇跡を起こしたドイツ女性ドライバー、スフィア・フローシュは、18回目のクリスマスを前に、BBCのインタビューで、3月にF3のコクピットに復帰するとコメントした。
「痛みは日々少なくなっています。首と背中を使うことを除けば、なんでもできます。ゼロから身体を作り直すトレーニングをして、3月には、今年と同じユーロF3シリーズに出るためにコクピットに戻ります」
「アクシデントのとき、ぶつかるとは思ったけれど、それほど恐ろしくなった。クラッシュの後にチームに“OK”を伝えました。病院で最初にしたことは、一緒に救急車で病院に行った父親と、自撮りをして、母と妹に無事を知らせるために送ることでした」
「世界中の人々からお見舞いのメッセージをいただきました。F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ、ニコ・ロズベルグ、ニコ・フルケンベルグ、それにF1チームやFIA会長まで!!」
また、彼女は、2017年3月のイギリスF3のアクシデントで両足切断の苦境から立ち直り、FIAから、逆境を克服したことに贈られる“Heton Rollason BBC sports Personality of the year”を贈られた仲良しのビリー・モンガーに勇気を与えられたこともコメントした。
「カート時代から一緒に走っていたビリーは、多くの人に勇気を与えました。私もインスパイアーを受けました」
最後にスフィアは、「少しずつステップしています。目標はF1ドライバーになって、ワールドチャンピオンになることです。たぶん、できます」と笑顔を見せた。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by BBC.uk




