シューマッハとのバトルは、最高の瞬間
ミハエル・シューマッハの50回目の誕生日に、多くのメッセージが寄せられているが、中でも、Formulaone.comが伝えたフェルナンド・アロンソのメーセージは心に刺さる。
アロンソとシューマッハといえば、2005年、日本GPのバトルが真っ先に思い浮かぶ。ルノーとフェラーリに乗る2人にマクラーレンのキミ・ライコネンが加わった三つ巴は、歴史に残る名勝負になった。特に、アロンソが130Rのアウトからシューマッハをパスしたシーンは、鳥肌モノ。アロンソは、「あの瞬間が障害最高だった」と自らの決断を讃えた。
ただでさえリスキーな130Rで、スリップストリームを使ったアロンソがアプローチでズバッと切り込んでパスした。お互い、信頼しきっていないとこの動きはありえない。2人の技量の鋭さに裏打ちされたアロンソの決断。シューマッハの50回目の誕生日に贈るに相応しい歴史に残る名場面だ。
[STINGER]山口正己
photo by Formulaone.com