レッドブル・ホンダ第三の男にブエミ
レッドブルのサードドライバーを、セバスチャン・ブエミが継続する。目立たないが、頼りになる助っ人として、レッドブル陣営のブエミに対する信頼は篤い。
ブエミは、2008年からレッドブル・ファミリー入りし、今年は12年目を迎えるが、どことなく地味で目立たないが、実績を改めて眺めると、今更ながら素晴しいものがある。
例えば、2018年のルマン24時間。優勝というと、フェルナンド・アロンソと中嶋一貴の名はすぐに浮かぶが、セバスチャン・ブエミが最初に出てくることはまずないが、ブエミも間違いなくウィナートリオの一角。また、フォーミュラEでは、初年度の2014-2015シーズンから皆勤賞で、第2シーズンのチャンピオンを奪っている。
地味な男の得意技であるハイレベルの記憶力が改めて取り上げられることも少ないのだが、考えてみると、空恐ろしいポテンシャルの持ち主である視点がある。それは、WECでトヨタ、フォーミュラEでルノーつながりでニッサン、F1でホンダと、日本の三大メーカーとつながっていることだ。
2019年は、10月31日に31歳になるスイス人に注目しておくのも悪くない。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by [STINGER]