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ダニエル・リカルドとカルロス・ゴーン?!

ルノーで“シューイ”を見せてくれ。

レッドブルからルノーF1チームに移籍したダニエル・リカルドが、ルノー決定の前に検討や交渉を行なったの中でマクラーレンが最後まで残っていた。海外メディアの情報を総合すると、リカルドが選択肢として残ったルノーとマクラーレンからルノーとの契約に到達した。

結果的にリカルドは、マクラーレンのスタッフの素晴らしさを前置きした上で、「マシン・ポテンシャルからマクラーレンに見込みなし」として、ルノーを選択したとコメントした。

このときのことをザック・ブラウンは、「我々にもっと競争力を見せられていれば、オッズは高くなったと思う」と振り返っている。フェルナンド・アロンソが抜け、リカルドとの契約が成立しなかったことで、マクラーレンのドライバーのポテンシャルは大きくダウンすることになった。

しかし、その後、ブラウンは思うに任せないスポンサー活動を、“社会状況のせい”と人のせいにするコメントをしてますます泥沼に入り込んだきらいがある。

一方で、カルロス・ゴーンが11月に逮捕される前に、ルノーF1チームの2019年の予算を、3億4000万ドル(邦貨役37億700万円)としたとされている。

ルノーは、2008年のシンガポールGPで、ネルソン・ピケJrをわざとスピンさせてフェルナンド・アロンソの優勝を幇助した事件で撤退を余儀なくされ、投資会社Geniiに売却された過去がある。その後、Geniiが息切れし、2015年が終わるころ、裁判所から100万ドル(約1億円)の未払い清算を通告してこれを解決、ルノーはチームの90%を買い戻して歴史を取り戻している。

ゴーン事件とルノー・スポールF1チームの関連はないとみられるが、こうしたバックボーンの上で、昨年まで代表だったシリル・アビデブールは、「開発を推進してコンストラクターズタイトルを達成するために、ルノーは長期計画を強化する。イギリスの拠点であるエンストンの用地改良を中心とするプロジェクトを完了するために、主要設備投資をし、2019年は、ダニエル・リカルドと契約したが、時間が経てば、それが正しいやり方かどうか分かるはずだ」と強気の発言をしている。

長期的な展望を持つルノーと、その場限りのザック・ブラウン。勝負はここでも見えていた。

[STINGER]山口正己
photo by RESULT

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