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マクラーレン、広報担当者の離脱

F1会場でフェルナンド・アロンソの会見を見守るシルビア。

マクラーレンの広報責任者だったシルビア・ホファーが、チームを去ることが発表された。

シルビアは、ドカティから広報活動をスタートさせ、トロロッソの前身であるミナルディでプレス・オフィサーを務め、その後、ウィリアムズ、マクラーレンと、英国チームで活躍したイタリア女性。F1会場はもちろん、フェルナンド・アロンソがインディ500に参戦したときも、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでアロンソに寄り添う姿があった。

イタリア語と英語によるコミュニケーションと、グローバルな感覚による偏向のない活動には定評があり、マクラーレン・ホンダ時代も、フェアな姿勢で日本の報道陣にも接していたことから、彼女の離脱は、マクラーレンの状況の厳しさを顕著化させる小さな出来事として受け止めることができる。

シルビアは、マクラーレン時代も、イギリスのマクラーレンの本拠地であるテクノロジーセンターに勤務していたが、住んでいたのはイタリアであり、ここにも、フェアな思考回路が伺えた。今後については正式発表はないが、大方の予想では、スクーデリア・フェラーリ入りの噂が最も実現性の高いものとされている。

フェラーリは、2019年シーズンに向けて、アリバベーネからビノットに代表を交代、タイトル奪還に向けて体制変更を行なっているが、その一環として、シルビア・ホファーの抜擢はごく自然に実現するとみられている。

[STINGER]山口正己
photo by McLaren

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