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1964年から2019年につながるホンダF1のスパイラル

1986年最終戦のオーストラリアGP会場で、翌年からホンダ・エンジンで闘うアイルトン・セナを激励する本田宗一郎。見つめる(?)のはフェルスタッペンとガスリー。

2019年、ホンダはトロロッソとレッドブルにパワーユニットを供給し、マックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、ダニール・クビアト、アレキサンダー・アルボンの4人が我々の期待を背負うことになっているが、これまで、“ホンダ”のF1に乗ったドライバーは、多彩な顔ぶれだった。

まず、1964年の第一期ホンダF1で、ロニー・バックナムが、初のホンダF1マシンであるRA271のコクピットに納まった。F1の経験がない、アメリカのスポーツカーで鳴らしたバックナムを採用したのは、ホンダがアメリカ進出を画策していたからだ。

翌1965年には、同じくアメリカのリッチー・ギンサーが加わった
。ギンサーは、フェラーリにも在籍したトップドライバーで、1965年最終戦のメキシコで、ホンダF1の初優勝を飾り、1967年には、チャンピオン経験者のジョン・サーティースがイタリアGPで劇的な勝利を飾った。同じ年のフランスGPでは、ジョー・シュレッサーがテスト不足のマシンでフランスGPに参戦してアクシデントに遇う悲劇を最後に、第二期が幕を閉じた。

しばらく休戦の後、1986年には、ホンダがF1の準備段階として立ち上げたF2のスピリットを改造したスピリット・ホンダF1で、ステファン・ヨハンソンが参戦。最終戦でウィリアムズにエンジンが供給され、ケケ・ロズベルグとジャック・ラフィにステアリングが委ねられ、ネルソン・ピケとナイジェル・マンセル、そして中嶋悟にバトンがつながれ、1988年のアラン・プロストとアイルトン・セナの黄金時代が始まった。

セナとゲルハルト・ベルガーのコンビを最後に1992年限りでF1の場を去っていたホンダは、1999年に、BARにエンジンを供給し、ジャック・ヴィルヌーブとリカルド・ゾンタ、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロとつながる第三期ホンダF1時代を構築。ジェンソン・バトンが、2006年ハンガリーGPで優勝する。

そして、ホンダF1第四期と呼ぶべき活動がスタートしたのが2015年。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンのコンビから、ピエール・ガスリーとブレンダン・ハートレーのトロロッソ・ホンダに移行し、今年は2チームにパワーユニットを供給してシーズンインを待っている。

f1 data webの集計によると、ホンダ・エンジン/パワーユニットでの得点合計は、1753.5ポイントで、メルセデス、フェラーリ、ルノー、フォードに次ぐ5番手。意外な貢献をしていることが分かる。ちなみにトヨタは384ポイントで11番手、ホンダの流れを汲む無限が12番手にランキング入りしている。

[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by STINGER / REDBULL

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1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
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1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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