騙された?!–ルノーは新車ではなかった
2010年モデル（上）と去年型（下）確かに、この角度から違うのは、リヤウィングと細部のカラーリングだけ。
12日に発表されたルノーRS19は、実は、去年型のRS18に今年タイプのカラーリングをほど越した“ハリボテ”だった。
発表会のスケジュールに間に合わなかったというのが古いモデルでの発表に落ち着いた経緯のようだが、いろいろ物議を醸している。
間に合わなかったことが、“整理整頓世界選手権”であるはずのF1GPで起きたことを目ざとく指摘し、今年のルノーのジャンプに懐疑的な意見まで飛び出している。
しかし、レッドブルから移籍したダニエル･リカルドは、ルノーの計画に賛同し、タイトルを狙ってチームに合流したはず。今年いきなりは無理としても、少なくともレッドブルを陵駕して三強の一角に食い込むことがルノー陣営の目標だったはずだが、レッドブル･ホンダとの対決ムードに、ひとつの話題を提供したルノー。さて、この躓き、どう影響するだろう。
［STINGER］大和 空/Sora Yamato
photo by RENAULT SPORTS
