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メルセデス/フェラーリ/レッドブル–2019F1三強比較

15日にフェラーリがニューモデルを発表し、すでに公表されているメルセデス、レッドブルと併せて三強が出揃った。

三強を比較してみると、それぞれの特徴が出て面白い。

ただし、いずれも、細部は最終形ではないはず。開発が日進月歩で進むこともあるが、まだまだ開幕戦まで時間がある。ライバルに“キモ”を見せてコピーされるのを嫌っているはずだからだ。

それぞれスタジオ撮影の画像を提供しているが、面白いのは、レッドブルだけ、真横のスタジオ画像がないこと。上の写真のレッドブルは、走行中のものだ。ニューウェイは、真横から見ると分かる“何か”を隠したがっているのかもしれない。

もちろん、3チームとも、同じ理由から、真上からの俯瞰写真は提供していない。

形を変えられないのは、モノコックだけで、あとのパーツは、前後のウィングはもちろん、バージボードなども、本番にならないと本当の形はわからないが、この段階で明確なのは、メルセデスが昨年までと同様、ホイールベースが最も長い、ということだ。

これは、ダウンフォースを考えて、ボディ下面の空気をスムーズに流したいという思想の現れからそうしているのだが、長いホイールベースのマシンは低速コースが苦手、という傾向もそのまま踏襲することになる。空力のマジシャン、アドリアン・ニューウェイのレッドブルが、三強の中では最もホイールベースが短いというのも、興味をそそるところだ。

▲ノーズ形状は三者三様。

▲洗練されたイメージのメルセデス。

▲フェラーリは、艶消しの赤でイメージを変えている。

▲真横を見せたくない?レッドブル。

[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES / FERRARI / REDBULL

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