ホンダ・パワーの炸裂音が力強い?!
ホンダのパワーユニットを搭載して初めて本格的な走行を行なったフェルスタッペン+レッドブル・ホンダは、初日のセッション終了に3番手にあたる1分18秒台のタイムを記録した。
特筆すべきは、レッドブル・ホンダ、トロロッソ・ホンダのエキゾーストノートだ。去年のトロロッソ・ホンダと比較すると変化を感じる。エンジン音に対して、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は昨年8月の段階で、「うちは比較的大人し目。音が大事ではないか、と研究所にも伝えている」とコメントしていたが、今年の音は、バリバリとけたたましく聞こえる。
エンジンからパワーユニットになり、ハイブリッドでブレーキのエネルギーも取り込む他に、音自体も放出するのではなくエネルギーに変換する方向から、一段上の目標設定になったのではないかと考えていいかもしれない。高速コースの長いストレートエンドで、全開の音を聴きたくなる、そんなホンダ・サウンドを感じさせている。
[STINGER]山口正己
photo by Honda