「長い時間走行でき、多くの周回をこなせて、とても満足しています」–F1初体験とは思えない好走のアルボン
バルセロナ・テストで、初めてF1マシンを本格的に走らせたアレクサンダー・アルボンは、先週まで過去に一度もF1マシンに乗ったことがないとは思えない堅実なパフォーマンスをみせた。
彼にとって最終日も、3番目に多くの周回を走ったドライバーとなり、昨年のスペインでのテストのベストタイムを破った4人のうちの一人にもなった。
アレクサンダー・アルボンは、照れを見せつつ、F1初体験の感想を笑顔でコメントした。
「長い時間マシンに乗り、多くの周回をこなすことができたので、とても満足しています。この冬の開発の成果が本当に分かるのはメルボルンまで待たなくてはなりませんが、テストの成果には満足しています」
「最終日も100周を越える周回を走りましたが、この結果はチームのハードワークとHondaの信頼性を証明していると思います」
「テストでは常にできるだけ長い走行距離を稼ぎたいものですが、それができたのも、マシンに慣れながら多くのことを学べたのも、信頼性あらばこそ。総合的にマシンの感触はよく、悪い意味での驚きになるような問題もありません」
「まだいくつかテスト項目は残っていますが、なにが僕たちにとって有効かを多く試せたプレシーズンテストだったと感じています。このマシンにとっての基準となるパフォーマンスを確認することができたと思うので、開幕までの2週間はそれを元に万全に準備していけるはずです。
期待の大型新人。FIA-F2時代も、地味だが実は素晴しいポテンシャルを持っていることを何度か見せてくれている。タイの血を引くいギリス人のデビューイヤーに注目!!
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by TOROROSSO