「レースに向けた準備はできていると思います」–レッドブル・レーシング G.ロケリン レースエンジニアリング責任者
ホンダとのジョイント初年度、総てが新しいチームとしてスタートしたレッドブル・レーシング。技術部門を牽引するギョーム・ロケリンは、プラス思考で充実のテストを振り返った。
「バルセロナでのテストを新しいマシン、新しいPUサプライヤー、そして新しいドライバーとともに迎え、総てがうまく噛み合う形で機能していたと思います」
「今日のような問題(ギヤボックストラブルで29周しか走れなかった)は、テスト中には往々にして起こるものですが、最終日を早く終えなければならなかったことは残念でした。しかし、この2週間の間バルセロナで挙げた成果が無駄になったわけではありません。多数のテスト項目をこなし、シーズン開幕に向けて我々が進むべき方向性と、RB15について多くを学べたテストになりました」
「テストの間、ホンダの働きは素晴らしいものでした。パワーユニットは充分な信頼性を見せ、我々のチームメンバーとも非常にいいチームワークで働くことが出来ました」
「ピエール(ガスリー)にとっても新しいチームでのスタートとなり、マシンや手順など、学ぶことも多く大変だったと思います。マシンのバランスは良く、パフォーマンス面でも期待できますし、レースに向けた準備はできていると思います」
ここでも、ホンダのパワーユニットの高い信頼性と、ホンダF1レーシングが取り組む姿勢に太鼓判が押され、新たなスタートを楽しみにしてくれた。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by REDBULL