「すべてが予定通り、開幕戦に向けて心配はなにもない」–トロロッソのトスト代表
順風満帆でF1合同テストを終了したトロロッソのフランツ・トスト・チームプリンシパルは、8日間を振り返って、万端の準備が整ったことを語った。
「朝の寒い気温にもかかわらず、バルセロナで行われた2セットのシーズン前テストは、天候に恵まれ、チームは新しいSTR14で、さまざまなセットアップやタイヤの最適化などについて多くを学ぶことができました。その相乗効果によって、テストプロジェクトは期待通りに進みました」
「テストで、我々のSTR14が、最初から信頼できるクルマであるということが立証され、シーズンを前にした現段階で、我々が正しい状況であることも確認できました。小さな問題も起きましたが、すべてはすぐに対処され、心配の理由はまったくなく開幕戦を迎えられます」
「チームはすべてのパーツを予定通りに完成させ、工場での良い仕事が証明され、テスト現場のコースでは、新体制でレースチームの何人かの新メンバーがいたにもかかわらず、それぞれの役割が滑らかに進み、非常に効率的な作業ができました。これは、ファエンツァとビスターの大きなサポートのおかげです」
「ダニール(クビアト)とアレックス(アルボン)の二人のドライバーへの期待が現実となりました。二人ともミスをすることなく非常に有用なフィードバックを提供してくれました」
「ダニールは、昨年、レースを休戦していたにもかかわらず、すぐにクルマに慣れ、素晴しいスピードを見せ、テクニカルサイドに有効なフィードバックを提供するドライバーであること改めて確認できました。彼は、新人のアレックスにとって、大きな助けになるとも期待できます」
「アレックスは、砂が水を吸い込むような上昇曲線でF1を学習し、日毎にF1に慣れていっています。チームとともに都合4日間を過ごし、本当に力強いパフォーマンスを見せ、肉体的な準備もできたと思います」
「パワーユニット側では、さくら(ホンダの研究所)のエンジニアが、パフォーマンスと信頼性をさらに向上させてくれました。我々は改めて、ホンダに大きな感謝を送らなければなりません」
「開幕戦のメルボルンで始まる新しいシーズンを、良い出発点からスタートさせるために、すべての材料が揃っていると思います」
【STINGER】
photo by TOROROSSO