Ice & Fire(銀と赤)の再燃!!
それは、2000年、19年前のことである。フェラーリとマクラーレンが激しく争っていた。フェラーリは伝統的な赤、マクラーレンは、ウェストカラーだったが、その銀色は、搭載しているメルセデスのワークス・エンジンの色とも言えた。
フェラーリはミハエル・シューマッハが、マクラーレンはミカ・ハッキネンがエースを務め、それぞれ、ルーベンス・バリチェロとデビッド・クルサードを従えて激しいつばぜり合いを展開した。
10月8日の日本GPを迎える時点で、フェラーリとマクラーレンは同じ7勝、結局、シューマッハが鈴鹿で勝ち、フェラーリのコンストラクターズタイトルと、ミハエル・シューマッハのワールドチャンピオンで幕を閉じたが、最後まで行方が見えず、銀と赤の対決は、“Ice & Fire”とも呼ばれる激しいバトルで我々を楽しませくれた。
2019年の合同テストで、フェッテル+フェラーリとハミルトン+メルセデスのベストラップの差が3/1000秒という結果を見て、その年のことを真っ先に思い出した。
[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]