フェッテルvsルクレール!!
見どころ満載の2019F1GPが来週末に迫っているが、中でも気になるのが、フェラーリの二人の“闘い”だ。
セバスチャン・フェッテルは、1987年7月3日生れの31歳。言わずと知れた4回のワールドチャンピオン。対するシャルル・ルクレールは、去年F1にデビューしたばかりのピカピカの2年生。1997年10月16日にモナコで生まれた若干21歳。二人のキャリアの間には、比べ物にならない大きな差がある。
しかし、ルクレールが極めつけの天才であることは、底辺フォーミュラ時代から言われていたことで、一昨年のF2でも、圧倒的な強さを見せてチャンピオンを奪っている。そして、イケメンの優しそうな表情からは想像できないオレ様気質であることも忘れてはならない。
さて、この二人、絶好調で2019年のベストマシンと言われるフェラーリF90でどんな闘いを見せるのだろうか。
スクーデリア・フェラーリの新代表であるマッティア・ビノットは、「ケースによっては違うかもしれない」としながら、基本的に「二人は公平」と言っている。最強マシンで公平なら、いいレースが期待できる、といいたいところだが、勝つのは一人。どちらも、“お先にど~ぞ”なんていうはずもない。
来週末の開幕戦で、まずは二人がどんなグリッドに着くのか注目される。フロントローからスタートして、1コーナーでゴツン、なんてことになって、後ろからスタートするルイス・ハミルトンがニンマリするような事態にはなりませんように!!
[STINGER]山口正己
photo by FERRARI