F1開幕戦の舞台は、池の周りを巡る公園のコース
待ちに待った2019年F1GP開幕戦が今週末にやってくる。会場は、メルボルン中心部からクルマで15分ほどの郊外、アルバートパークという池に囲まれた長閑なコースだ。
ただし、ゴルフ場もあるそこは、風景の長閑さとは別の顔を持つコースとして知られる。コースのバンプ、要するに凸凹が尋常ではなく、サスペンションのセッティングと、マシンコントロールが極めて難しいコースとして悪名高い。
その状況から、トータルパッケージに優れていることが合同テストでかいま見得たフェラーリが有利に週末をすすめることになりそうだが、熟成途中のニューマシンにとって、厳しさはさらに加速することになり、となると、昨年のレッドブルのテクノロジーを引き継いだことで、完成度の高いトロロッソ・ホンダの注目度がさらに高まることになる。
二人のドライバーは、経験は少ないが安定したマインドの持ち主であり、冷静なドライビングを見せてくれるはず。
開幕戦は、トロロッソ・ホンダを軸に展開しそうな予感。
[STINGER]山口正己
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