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落ち着きはらったルクレールが凄い!!

マーク・ウェバーの司会で紹介されるフェッテル、ビノット、そしてルクレール。

2019年F1GP第一戦オーストラリアGPの開幕を前に、恒例のトークショーが、ピット裏の広場(←「市内のフリンダース駅前」の誤り)で行なわれた。司会は、オーストラリア出身のマーク・ウェバー。軽妙洒脱なトークで、1チーム毎に、チーム代表と二人のドライバーを招いて開幕戦を盛り上げた。

その中で、注目されたのが、フェラーリご一行。今年から、アリバベーネに代わってチームを率いるマティア・ビノット・チーム代表、5度目のワールドチャンピオンを狙うセバスチャン・フェッテル、そして2年目のF1を待望のスクーデリア・フェラーリで闘うシャルル・ルクレールが壇上に呼ばれた。

セバスチャン・フェッテルは、ビノット代表を、「25年も前からスクーデリア・フェラーリにいる人。25年間フェラーリのことを考えている人だからね」と持ち上げたが、シャルル・ルクレールのまるで新人らしくない堂々として動じない立ち居振る舞いが注目された。

ステージの模様を伝えるFormulaone.comの映像の中で、終始安定し、まさに微動だにしないシャルル・ルクレールの動向を観ていると、セバスチャン・フェッテルのポジションが危ういのではないか、と思えてくる。

終始この表情。この男の辞書には、“プレッシャー”という言葉は、ないに違いない。

F1レーサーに必要なのは、運転の上手さは当然だが、それより、常に実力を出しきるために、安定した精神状態を保つことが重要。その点でシャルル・ルクレールが群を抜いていることが、ここでも見て取れる。

2019年のニューマシンSF90が好調なだけに、フェラーリのチャンピオンと新人の先陣争いは、開幕戦からバチバチと火花を飛ばして激しく闘われることになりそうだ。

[STINGER]山口正己
photo by Formulaone.com

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