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チャーリー・ホワイティングの逝去に寄せて–ドライバーから

ブラジルGPのペナルティを受けたフェルスタッペンに付き添うチャーリー。ドライバーの立場で考える理解者だった。

14日朝、2019F1GP開幕戦を控えたメルボルンで急逝したFIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングに寄せて、深い悲しみに包まれているF1の関係者から、哀悼の意が寄せられた。

改めて、チャーリー・ホワイティングという人物の人柄と人徳が伝わる。

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セバスチャン・フェッテル
「今朝ニュースを聞いたとき、とても驚き、ショックを受けました。昨日、彼と一緒にコースを歩いて、2、3コーナーを話ながら下見をしたからです。彼がもうそこにいないことを理解するのは難しいです」

「ボクは長い間彼を知っていました。そして彼はボクたちをよく理解してくれて規制との仲介者でした。いつでもいろいろな相談に乗ってくれていましてた。彼は誰にでもいつでもドアを開けてくれていました」

「彼は“レーサー”であり、とてもいい人だった。パドック全体、F1サーカス全体、フォーミュラ1のすべての家族、ボクたちのすべての想いは、彼と、そしてこれらの困難な状況におかれた彼の家族と一緒にいます」

ルイス・ハミルトン
「ボクは、2007年にF1にデビューして以来、チャーリーと知り合っていました。悲しい知らせを聞いて、今朝はとてもショックを受けました。ボクの考えや祈りは、彼の家族と一緒にあります。彼がこのスポーツのためにしたこと、彼のコミットメント、彼は本当にF1の柱でした。スポーツ界の中の象徴的な人として、ボクたちに多くの貢献を与えてくれました。心からご冥福をお祈りします」

ロベルト・クビツァ
「大変なことです。ボクは、昨日チャーリーとセバスチャンが歩いているのを見ていました。そして、ドライバーのブリーフィングで金曜日に彼に会うはずだったのに。残念ながら、そればできなくなりました。とても悲しい。彼はフォーミュラ1のアイコンのようなものでしたが、フォーミュラ1だけではなかった。彼はいつでも信頼でき、すべてにコミットすることができるような人だったので、とても悲しい。ボクの気持ちは、彼の家族と一緒です」

マックス・フェルスタッペン
「もちろん、数週間前にボクがジュネーブで彼と一緒に1日を過ごした(上の写真)こと、そして、たくさんのことについて良い意見交換をしていたので、大きなショックを受けました。信じられないです。たった66歳なのに。まだまだ人生を楽しんで、それはフォーミュラ1にだけでなく、人生の他の多くのことも。今、最も重要なのは、ボクたちの想いが家族や友人、そして親しい人たちに向かっているということです」

ダニエル・リカルド
「受け入れられるニュースではありません。本当にびっくりしました」

「彼はボクたちのためにいてくれました。ボクたちは、彼に苦労をかけました。ボクかちはいつも彼をプッシュして彼を働かせようとしましたが、彼はいつも本当に寛大で、いつもボクたちの側にいるように感じていました。壊れたレコードのように、ボク達が伝える不平を、彼はシャットダウンすることはなかった」

「彼はオープンだったし、スポーツのためにたくさんの貢献をしました。ボクたちは、彼についてたくさんの非常に素晴らしくて前向きな思い出を持っています」

「2012年に最初のオーストラリアGPに、トロロッソのフランツ・トストと一緒にチャーリーに会いに行ったことを覚えています。フランツがチャーリーを紹介してくれました。そこが新しいシーズンの始まりでした」

「瞬間瞬間に感謝することは重要です。今週末、ボクたち全員が多くの情熱を持ってレースをすることを確信しています。そして、このポジションにいられたことはとても幸運なことでした」

セルジオ・ペレス
「チャーリーと仕事をするのは素晴らしいことでした。彼はとてもいい人だった。このような穏やかな人、素敵な人、親友に会うことはこのスポーツでは非常にまれです。彼について悪いことは何もない。いいことだけです。ボクの考えはすべて彼の家族に届けたいです。ボク達は何年も一緒に世界を旅しました。彼はボクがおもったより多くのことをなしとげたのに。本当に悲しい」

「彼のような人、彼に代わるものを見つけるのは不可能です。彼はこのスポーツのキープレーヤーの一人でした。彼はすべてのドライバー、すべてのチームプリンシパルといい関係を持っていたので、他の人が彼に代わるのは難しいでしょう。ボクは彼の家族の最善を祈ります。ボクは彼が実際に彼の家族と一緒にメキシコへ行く計画だったと聞きました。彼の次の休暇でメキシコに行く予定だったのです。ボクは昨日彼に会いました」

「誰もがショックを受けています。このニュースにはとても悲しいことです。しかし同時に、もしチャーリーがここにいたら、彼が大好きになるだろうね。ボクたちが、日曜日に良いショーをみせることが、彼を幸せにするでしょう。ボクの想いは、すべて彼の美しい家族のものです」

ロメイン・グロジャン
「彼はドライバーを非常に支持してくれていました。彼はボクたちのやり方や、ボクたちの意見を聞くためのインターフェースでした。ボクが参加した145回のグランプリで145のブリーフィングをしました。時にはスチュワードの部屋に呼ばれたこともありましたが、彼はいつも寛大でした」

カルロス・サインツ
「ボクは新人の年を覚えています。彼と多くの時間を過ごしました。ボクは彼を非常に気配りのある人として覚えています。ルーキーだったし、フォーミュラ1にデビューした時のボクの意見はそれほど重要ではないと思っていたけれど、本当にボクの意見を聞いてくれたことに衝撃を受けました。20歳のときにF1で3回レースをした時、彼はボクのところに来て“キミはどう思う? どうすればいい?と訊いてくれたのです!!」

「彼は誰にでもとてもオープンで、若いドライバーにも同じでした。ボクはデビューしたシーズンが特に攻撃的だったことを覚えています。彼はボクに落ち着くように言うためだけにボクのところに来ませんでした。彼はボクが、フォーミュラ1でやっていることは素晴しいと思うので、もう少し積極的にブレーキをかけて動くことを考えてみたらいいのではないか、といいました。彼はボクにやめるように言わなかった。ただ注意しよう、キミはF1の素晴らしい存在だ。みんながキミたちの戦いを見るのを楽しんでいる。私もそれを楽しんでいるよ、と」

「彼は男のなかの男、そういう人でした。とてもオープンで、意見交換もオープンでした。F1にデビューした年に、それはボクに大きな衝撃を与えました。今日ニュースを聞いたとき、彼はボクがいつも対話を楽しんでいた人だったので、ボクは愕然としました。冬の間、チャーリーとメールのやりとりをして、スポーツを向上させる方法、スチュワードともっと会う方法、スチュワードとドライバーをより生産的な方法で参加させる方法について共有しました」

ダニール・クビアト
「本当にとても悲しいニュースです。個人的にボクは彼をよく知っていました。私たちはとても素敵な会話をしました。彼はいつも本当に親切で、ボクには公平でした。ボクたちはトラックで人と人との間で起こった多くのエピソードについて話し合いました。トラックの外でお茶を一杯飲んだことも何度かありました。見逃されるかもしれないけれど、彼はドライバーとしてのボクたちの生活に非常に大きな礎を残し、そして一般にスポーツに足跡を残してくれました」

【STINGER】
photo by Max Verstappen

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