タイヤから見た開幕戦の行方
F1にタイヤを一社供給するピレリは、2019開幕戦に向けて、タイヤデータを届けた。
その中でピレリがまとめた開幕戦のキーは以下の通り。
◆公道サーキットのため、週末のセッション開始からしばらくは特に滑りやすい。
◆長いコーナーはそれほど多くないので、タイヤの温度を上げるのが比較的難しい。
◆ワンストップ戦略が昨年のウィナーの選択で、大多数のドライバーが実行したが、フリー走行からタイヤの劣化状況を見る必要がある。
◆これまでのメルボルンのレースでは、セーフティカーが戦略に影響を与える可能性が高いことが、ポールポジションが他のレースほど重要ではない理由の1つ。ポールポジションから優勝したのは、過去5年間で2014年のルイス・ハミルトンの1度だけ。
◆天気は予測が難しく、年間21戦行なわれるレースの中で、メルボルンは最も予測不可能なレースのひとつ。現在の週末の天気予報は曇りだが、ドライコンディションになりそう。
◆トラックを特徴付ける短い直線上にコーナーから効率よく走るために、トラクションが優れていることがタイム短縮の鍵。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by PIRELLI