オーストラリアGP初日トピックス–メルセデス、今年も鉄壁?!
2019F1GP開幕戦オーストラリアGPのスケジュールが幕を開け、1時間半のフリー走行が2回行なわれた。
合同テスト以来、勢ぞろいした10チームは、レースに向けてセッティングを進めているが、メルセデスが順調にプログラムを消化して、テストの流れと微妙に変化する勢力図を見せる展開になっている。
テストで好調だったフェラーリは、若干の躓きが見られ、特に、ここまで極めて順調にスクーデリア・フェラーリでの新生活を始めていたシャルル・ルクレールが、スピンを喫するなど、荒れた流れを見せている。
また、レッドブルは予想通りスピードを見せ、メルセデスに続く3-4番手につけているが、メルセデスに少なくない差を付けられている。
レッドブルのピットガレージには、テクニカルディレクターのアドリアン・ニューウェイが、厳しい表情でチームの動きを観察する姿が見られ、日曜日の決勝に向けて、粛々と準備を進めている。
ホンダのパワーユニットを搭載するもう1チームのトロロッソは、ダニール・クビアトが順調にプログラムを進めているのに対して、テストで極めて安定した走りを見せていたアレキサンダー・アルボンが、フェラーリのシャルル・ルクレールと同様、二度のスピンを喫して新人の試練を受けている。
明日土曜日は、14時(日本時間12時)から1時間のフリー走行3の後、17時(日本時間15時)から予選が行なわれる。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES