ホンダ久々の表彰台にタイムスリップ
2019F1GP開幕戦でのマックス・フェルスタッペンの3位は、ホンダにとって2008年イギリスGP以来ということが話題になった。そのレースは、大雨で、ハミルトン+マクラーレン、マッサ+フェラーリ、クビツァ+BMWなど名手が次々にスピンやコースアウトする荒れ模様。ホンダの表彰台は、拾い物だった。
しかし、今回のフェルスタッペン+レッドブル・ホンダは、フェッテル+フェラーリをパスし、ハミルトン+メルセデスを追い詰めての文句なしの実力で奪った表彰台。単に表彰台ならホンダにとっての11年ぶりだが、闘った結果からすると、さらに久しぶりだったことになる。
また、イギリスGPと言えば、ホンダにとっていろいろ思い出深いコース。第二期の1983年にスピリット・ホンダがデビューしたのもシルバーストンだったし、1986年にはウィリアムズ・ホンダでネルソン・ピケとナイジェル・マンセルが1-2フィニッシュ。翌1987年には、マンセル-ピケ-セナ-中嶋悟のホンダ・パワーが、1-2-3-4という金字塔を打ち立てている。
ということで、レッドブル・ホンダとトロロッソ・ホンダのポテンシャルからすると、表彰台独占も実現の可能性を帯びた話になってくる?!
[STINGER]山口正己
photo by Honda