メルセデス内部戦争勃発?!
開幕戦の表彰台で、2位のルイス・ハミルトンは機嫌のいい顔色をしていなかった。バルテリ・ボッタスが、「生涯のベストレースでした」とコメントするレースで、もうひとつ精彩を欠いていたからだ。
ボッタスは、「5~6周で、ペースがつかめて差を着けられたので安心しました」ともコメントしている。余裕を感じるこのコメントが、ハミルトンの神経を逆撫でしたかもしれない。
さらにボッタスは、ファステストラップ・ポイントの1点を加えて、史上最多の26点を獲得した。ハミルトンの闘争心に火がついた、ということでもある。
ハミルトンは、バーレーンGPで余りいいところがない。2014年と2015年に勝っているだけ。去年はギヤボックストラブルでグリッド降格もあって表彰台には登ったものの、フェッテル+フェラーリとボッタス+メルセデスの後塵を浴びている。
強くて手堅いメルセデスの二人のバトルが残りのレースでどう展開するのか。注目のバーレーンGPだ。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES