アロンソ、次はパリ-ダカ?!
トヨタのワークスドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)に参戦中のフェルナンド・アロンソが、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにポイントリーダーに君臨しているご褒美に(?)、「TOYOTA GAZOO Racing South Africa」の計らいで、ダカール・ラリー(通称パリ-ダカ)で優勝したトヨタ・ハイラックスのドライブをトライした。
ラリーレイド競技の特徴を学ぶため、という名目で、南アフリカのカラハリ砂漠で行なわれた2日間の非公開テストに参加し、ダカール・ラリーで優勝経験もあるジニエル・ド・ヴィリエールがコーチ役を務めた。
アロンソが駆ったハイラックスは、今年の1月にナッサー・アル-アティヤとマシュー・バウメルのコンビで2019年ダカール・ラリーの四輪部門総合優勝を果たしたマシン。5リッターV8エンジンから385馬力と628Nmのトルクをひねり出す怪物。アロンソは砂漠に設定された8kmと17kmの2つのコースで砂漠走行を体験した。
ドライブを終えたアロンソは、喜色満面で、喜びを語った。
「今年のダカール・ラリーは開催期間中に結果をチェックしていましたし、南アフリカに来て、そのダカール・ラリーで優勝したハイラックスを運転する機会を与えてくれたTOYOTA GAZOO Racingに感謝します」
「最近数年は、様々なカテゴリーのクルマをテストしてきけたけれど、今回も素晴らしい機会になったね。とても楽しかったです」
「これまで乗ったどんなクルマとも違ってとても興味深かった。ラップごとに少しずつ速度を上げたけれど、路面の凹凸を読んでどの程度の速度で走り超えるべきか判断するのは簡単じゃなかったけれど、超えるたびに自信を深められた」
「ハイラックスは素晴らしいクルマだよ。グリップ力とバランスが良くて、エンジンはパワフル、ブレーキ性能も素晴らしくて信じられない感覚だったね」
F1のワールドチャンピンとルマン24時間の後は、インディ500だけでなく、ダカール・ラリーも視野に入った?!
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by GAZOO RACING