侮れないハース。バーレーンでも三強に食い込む?!
開幕戦のグリッドは、フロントローをメルセデスが占め、2列目をフェラーリとレッドブル・ホンダが分けた。そこに続くのはルノーというのが事前の想像だったが、ルクレール+フェラーリを挟んで、6位と7位がフェラーリを搭載するハースだったことを改めて思い出しておきたい。
予選では、様子見で通過すればいいQ1をクリアーした2台のハースは、Q2とQ3で、三強に割って入るスピードを見せた。Q2で、グロジャン5位/マグヌッセン7位、Q3で、グロジャンとマグヌッセンは、6位と7位。二人のタイムがそろっていることは、マシンが安定している証明でもある。
レースでは、スタートでマグネッセンが前に出て、序盤を6番手と7番手を占めていたが、13周目にグロジャンが突然スローダウンし、レースの半分の30周目までなんとか走行していたがリタイア。完走はマグヌッセンだけとなったが6位完走。特筆すべきは、7位以下が周回遅れという厳しいレースで、ハースがトップと同周回を走りきっているというところだ。
トラブルがなければグロジャンも同じようなところにいたはず。ハースは、スピードもあり、耐久力もる、ということだ。バーレーンまでにはトラブルの原因が突き止められるはずで、ハース・フェラーリは、砂漠の中のザヒール・サーキットでも、ダークホースとして、三強に続く存在、いや割ってはいる存在として注目を集めることになりそうだ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by HAAS F1 TEAM