速いフェラーリと強いメルセデス–バーレーンGP決勝
3月31日、2019F1GP第2戦ハーレーンGPの決勝レースがマナマのザヒール･サーキットで行なわれ、開幕戦から連続でメルセデスが1-2フィニッシュ。信頼性の重要性を証明した。
スタートで2番手グリッドのフェッテル＋フェラーリがダッシュを決めてホールショットを奪い、レースの大半をリードしたが、5周目にルクレール＋フェラーリがDRSを使ってトップを奪回。フェラーリの1-2でレースが進み、このままフェラーリの日になるかと思われていた終盤、タイヤの作戦をピタリと当てたルイス･ハミルトンがフェッテル＋フェラーリをオーバーテイクで2位に躍進。
この瞬間、セバスチャン･フェッテルは、焦ったかコーナー立ち上がりでアクセルコントロールを誤ってスピン。ここで、フロントウィングが破損して走行中に落下、乗り上げてピットインして交換を強いられ、その後追い上げたが5位でレースを終えた。
このスピンからフェラーリのリズムが崩れ、ルクレール＋フェラーリのPUにトラブル発生、終盤、1周5秒差でルイス･ハミルトンが迫って易々とトップへ。ボッタス＋メルセデスも軽々とルクレール＋フェラーリをパスしてメルセデスの1-2。
さらにルクレール＋フェラーリは、フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダに迫られたが、残り5周のところで、2台のルノーが、同時にリタイア。リカルド＋ルノーは電気系統、フルケンベルグ＋ルノーはエンジントラブルでコースサイドにマシンを止め、セフティカーが出動し、ルクレール＋フェラーリが救われる結果となった。
ホンダ勢は、フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダが4位、ガスリー＋レッドブル･ホンダが8位でポイントを記録し、アルボン＋トロロッソ･ホンダが9番手と3台が入賞、クビアト＋トロロッソ･ホンダは14番手だったが周回遅れながらここでも4台とも完走し、パワーユニットの信頼性を証明した。
次の中国GPは、1000レース目の大きな区切りとして、2週間後の週末に、上海サーキットで行なわれる。
◆2019F1GP第2戦バーレーンGP結果
1. ハミルトン＋メルセデス
2. ボッタス＋メルセデス
3. ルクレール＋フェラーリ
4. フェルスタッペン＋レッドブル･ホンダ
5. フェッテル＋フェラーリ
6. ノリス＋マクラーレン
7. ライコネン＋アルファロメオ
8. ガスリー＋レッドブル･ホンダ
9. アルボン＋トロロッソ･ホンダ
10. ペレス＋レーシングポイント
11. ジオヴィナッツィ＋アルファロメオ
12. クビアト＋トロロッソ･ホンダ
13. マグヌッセン＋ハース
14. ストロール＋Rポイント
15. ラッセル＋ウィリアムズ
16. クビツァ＋ウィリアムズ
—-以下、リタイア
フルケンベルグ＋ルノー
リカルド＋ルノー
サインツ＋マクラーレン
グロジャン＋ハース
［STINGER］山口正己
