ホンダ陣営の合同テスト最終日(ドライバー編)
バーレーンインターナショナルサーキットで行われたF1ご合同テスト2日目は、昨日から天候が回復した状況で行われ、HondaのPUを搭載した3台は、昨日の遅れを挽回すべく多くの周回を走行し、順調な一日になった。
トロロッソ・ホンダは、この日もレギュラーの2人がテストを担当。トロロッソ・ホンダのアルボンが全ドライバー中で最多の143周、クビアトも111周を走行。ニール・クビアトは、ピレリのタイヤテストを行ない、レッドブル・ホンダはレッドブル・レーシングが育成するジュニアドライバーのダニエル・ティクタムが最終日を担当した。
「充実したテストになりました」–アレクサンダー・アルボン
トロロッソ・ホンダ/ベストタイム:1分30秒037/143周
「昨日の初日は降雨の影響で数時間ロスしてしまいましたが、今日は充実したテストを行うことができました。追加で空力テストを行い、タイヤの挙動への理解をさらに深めることができました。テスト中に興味深いことを発見ましたし、その中にはこれからのためにプラスになることもありました。今後は、このバーレーンで学んだ結果を活かしてシーズンを進めていけるはずです。今日はすべてが順調に進み、マイレージも稼ぐことができ、マシンにさらに慣れることができた気がします。とてもタイトなテストプログラムでしたが、テスト2日目の今日を最多周回数で終えることができたので満足しています」
「たくさんのことを学んだ」–ダニエル・ティクタム
レッドブル・ホンダ/ベストタイム: 1分30秒856/135周
「現行のF1マシンに初めて乗ることができ、たくさんのことを学びました。一番大きなことは、F1マシンを操作する手順を学んだことだと思います。たくさんのステアリングスイッチがあり、使用するセッティングも多く、タイムア タックのラップですら操作手順がジュニアフォーミュラとは大きく異なりました。最初はするべきことが多くたいへんでしたが、すぐに慣れました」
「ガレージにいる人数多さにも驚き、ドライバーはただ 自分自身のためだけではなく、エンジニアやチーム全員のために存在するという、大きな責任を改めて感じました」
「今日のテストの中で一番重要なミッションはたくさんのデータを集めることでしたが、多くのデータを得られた一日になったと 思います。何周かロングランも試し、その中でタイヤの機能の仕方に関して理解を深めるいい機会になりました。全体としては今日のテストはうまくいったと思います」
【STINGER】
photo by Honda