注目高めたアジアF3
笹原右京の参戦で注目度を高めたアジアF3。本場ヨーロッパからも有力チームが若手を送り込み、格好の次世代発掘&育成のシリーズに育っている。
4月7日-9日に行なわれた2019開幕戦には、育成ドライバーの先輩格である笹原右京が参戦して、さらに注目度を高めた。
開幕戦の3レースは、笹原がレース1と2を優勝、笹原が急遽呼ばれたHYTECK GPのチームメイトのジャック・ドゥーハンがレース3に勝ち、各方面から注目を集めた。
ジャック・ドゥーハンは、2003年1月生まれの16歳、1994年から1998年までMotoGPの前身であるWGPで5連覇という偉業を達成した怪物マイケル・ドゥーハンの長男で、現在、レッドブル・ヤングドライバーに抜擢され、F1を目指す最先端にいる。
一方で、女性ドライバーのジェミー・チャドウィックも参戦し、開幕戦では4位の金星を飾ってこちらも注目された。
そして、日本からは、福田良と松浦孝亮のヨーロッパF3の黄金コンビがポートするチーム・スーパーライセンスから、高橋知己と金丸悠も参戦。福田良と松浦孝亮は、ヨーロッパでの高い実績を誇り、その経験を活かしてチームをコントロールしている。
2019年アジアF3は、日本と本場をつなぐシリーズとして、多方面からの注目を高め、6月には第3戦が鈴鹿サーキットで行なわれる。
[STINGER]山口正己
photo by HTTECK / ASIAN F3