新シリーズ・知ろうとF1劇場『Mr.愛すまん』vol.22
◆白馬の王子 ルクレール
バーレーンGPは3位という結果でしたが、主役は間違いなくルクレールでした。それどころか、この先F1界の主役になりそうな予感を覚えた人も多かったのではないでしょうか。
フィニッシュ後にマシンを降りてインタビューを受ける時の、ガッカリしつつも仕方ないさという割り切りが入り混じったような寂しげな感じは、限られた者しかできない表情だと思います。かつてのアイルトンセナを彷彿させますね。きっと、女性ファンのハートをガッチリ掴んだに違いありません。
マシントラブルにも感情的になる事はなく、強いクルマを準備してくれたチームに感謝する姿勢を見せ、フェラーリチームは、こいつのために頑張りたい、勝たせてあげたい、と思ったのではないでしょうか。
外見は優等生ぽいやさ男風ですが、インタビューのコメント等からは、秘めたる闘志や、したたかな一面も垣間見えてきます。
白馬に乗ってやってきた王子、ルクレール。スーパースターとなる要素が全て備わっていると言えるでしょう。F1人気を回復させる救世主になるかもしれませんね。
illustration & comment by Hiroaki Okazaki
※『Mr.愛すまん』←思わずニヤつくクールな視点を届けます。
※シロウトとは“知ろうと”。STINGERは知ろうとする心の味方。