レッドブル・ホンダ+ガスリーが証明したファステストラップ・ポイントの効用
F1を盛り上げるためにFIAに呼ばれたロス・ブロウンは、中国GPでピエール・ガスリーがファステストラップを記録したことについて、ファステストラップにポイントを与えたことが大正解だったとracer.comにコメントした。
「トップ10にいるドライバーに限って、ファステストラップにポイントが与えられる、という規則が、レース終盤にちょっとしたスパイスを加えられたことを嬉しく思う」
中国GPでは、このファステストラップ・ポイント1点を得るために、レッドブルのピエール・ガスリーは、後ろを走るルノーのダニエル・リカルドに充分な差をつけいてることを確認してフレッシュタイヤに交換して、ファステストラップを“狙った”。
「それまでセバスチャン・フェッテルのものだったファステストラップに対して、ピエール・ガスリーは、3つのセクター総てで区間ベストをきろくする素晴しいファステストラップだった」
「ガスリーがピットインする前に、停止する前に、チームとのやりとりする内容を聞くこともできた。これはファンを喜ばせるために採用されたルールであり、それが本当にうまくいったことが確認できました」
ファステストラップが、これまで以上に、意識されることになり、それがレースを面白くする要素として再認識されることになったのは間違いなさそうだ。
[STINGER]大和 空/Sora Yamato
photo by REDBULL