トロロッソ・ホンダの二人、「壁に近いから楽しい」–これぞF1ドライバーの感覚!!
来週末のアゼルバイジャンGPは、超高速の市街地コースのバクーで行なわれる。世界遺産の建造物の間隙をすり抜けるレイアウトは、スリリングな場面の連発になる。観る方にとって魅力満載だが、実は、ドライバーにとっても、このリスキーなシチュエーションが大きな魅力なのだった。
トロロッソ・ホンダの二人は、そのリスクこそが楽しい、とコメントしている。レーサーのマインドがどんなものであるかがよく分かる。
ダニール・クビアト
「この楽しみは、トラックに非常に近い壁のすべてから生まれるんだ。本物のアドレナリン・ラッシュがモリモリだよ」
「バクーが非常に素晴らしいコースなのは、それは多くのテーマを抱えているから。ドライブするのが楽しいね。非常に長いストレートがあるロングトラックで、すべてがエキサイティングなレースのためになるし、ボクたちにとってチャンスを提供してくれるはず」
「楽しみはトラックに非常に近いすべての壁が、見物するあなたにも本当のアドレナリン・ラッシュを感じてもらえると思う」
アレキサンダー・アルボン
「中国のクラッシュのことがあるので、チームオーナーのフランツ(トスト)は、ボクの走りを見るのが楽しくないかも(笑)」
「バクーのトラックは、モナコにちょっと似ているね。特に予選のギリギリのアタックで、縁石を越えて城の壁を磨く(壁にこすりつける)ときには、楽しいです。ボクは、フォーミュラ1で初めての公道コースだけれど、楽しみますよ。壁の間とのダウンフォースが小さいことを祈りながらね」
[STINGER]山口正己
photo by Honda