フェラーリは生まれ変わる?!
いつまでも下を向いているわけにはいかない。
イタリアのF1人気は、フェラーリの成績いかんにかかっているといわれる。3戦連続してメルセデスの1-2をさらわれて、イタリアのファンやマスコミは黙っていない。
この状況の中で、フェラーリのビノット代表は、2019年の4戦目のアゼルバイジャンGPを前に、フェラーリが生まれ変わるとFormulaone.comにコメントした。
「これまでの3レースで集積した全データを分析して、改善可能な分野を検討してクルマのセットアップとパワーユニットをコース特性に合わせて調整する作業に取り組んでいる。バクーは非常に長いストレートを特徴としていて、ハイブリッドパーツやエンジンに特別な要求を求めてくる」
2.2kmに及ぶ超高速ロングストレートの難しさをこう語り、タイヤにも注意が必要だと指摘している。
「コース路面は非常に滑らかなことも特徴のひとつなので、タイヤの磨耗が少ないことを意味すると同時に、タイヤにかかる負担が少ないということは、性能を発揮する温度に温めるのが難しいかもしれない」
27年ぶりの1-2フィニッシュというメルセデスの強さの前に、フェラーリの巻き返しはいかに?!
［STINGER］山口正己
photo by FERRARI
